NoiminのNoise

競技プログラミング (多め) とWeb (たまに) ,自然言語処理 (ブログではまだ)。数式の書き方を一気に KaTeX に変えようとして記事を全削除してインポートし直すなどしたので,過去にブックマークされた記事は URL が変わってしまっている可能性があります…….

2018年の目標振り返りと2019年の目標

少し早いですが,2018年の目標の達成度合いを振り返りつつ2019年の目標を立てます.

↑なんかこの目次見てると中身見なくていいような気がしてきて好きです.

0. 目標達成度合いの目安

説明
★★★ 文句なしに目標達成
★★ 目標は達成しなかったが惜しかった or それなりに結果が出た
目標には程遠いが多少は頑張った
  目標に向けた行動ができなかった or そもそも目標が不適切だった

1. 2018年の目標振り返り

1.1. 競プロ

ACM-ICPCアジア地区大会出場★★

模擬国内での5完と国内予選での企業賞は素直に喜びたいが,肝心な国内予選突破は叶わず. 私にとって最初で最後だったICPCに一緒に出てくれたチームメイトにはとても感謝しています.

総AC数800突破★★★

含めていいのか微妙な Project Euler と各種チーム戦を抜き,同じ問題を2度数えないものとして 815AC. できれば1000AC欲しかった気もするが,自分の中での最低ラインはちゃんと超えたので目標達成.

AtCoder 1800★

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青になれた + 青をキープできるようになったのは大きな成長."慣れ" によるレートの伸びは2016年にほぼ終わっていたのでAtCoderのレートはなかなか伸びづらいですが,青になった後の実感として実装ミスやバグからの復帰が早くなりました.解けそうだった問題を方針ミス・考察ミスで落とすことはありますが,実装ミスで落とすことはなくなったと思います.方針ミスや考察ミスに自分で気づいて復帰できるようになったら黄色も近そう.

2018年のレート変化は 1504 -> 1631 (+127) でした.上がり幅は決して大きくないですがやっと一山越えた感じがします.

Codeforces 1750★★★

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大学院入学後に確変が起きました.冗談はともかく,2017年12月ごろからこのブログを始めてコンテストの復習や精進の習慣がついて,解ける問題をつまらないミスで落とすことがなくなったのが理由かと思います.最近は整数関連や貪欲系なら,多少考察を要する問題でも解けるようになってきて,Goodbye Div 2 が近づきました.DPはまだ苦手でD問題あたりにDPを置かれると破滅しがち.

2018年のレート変化は 1544 -> 1833 (+289) でした.さすがこどふぉ,変化が激しい.

TopCoder SRM 1350★

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青にもなっていないけど一応highest.そもそも出た回数が少ない上, Hard が易しめだった回でも Med に時間をかけすぎてしまったのがよくなかったか.

2018年のレート変化は 1008 -> 1127 (+119) でした.1番上がり幅が控えめだった TopCoder SRM ですが,それでも100は超えていて嬉しいです.そこ,喜ぶ基準が低いとか言わない.

複数の予選ありオンサイトコンテストに出場★

↑のツイートには書いていませんが密かにこれも.

ICPC は国内予選で敗退しました.去年出場した CODE THANKS FESTIVAL も落ちました. ドワコン本選は出られたら奇跡くらいのつもりで,予選落ちなりに健闘したと思います. DDCCは来月の本選に出られることになりましたが20卒枠のしかも繰り上がりだしまあ……って感じです.

一昨年のDDCCは18卒なら400点問題解けなくても出られたんですけど界隈のレベルの上昇すごくないですか.

1.2. 研究

20h / week 研究★

20h達成した週とか,NLPの予稿の締め切り直前ぐらいではなかろうか…….

さらにB4の春休み〜M1の前期セメスターは研究上の課題ではなく自分の生きる意味について考えながら意味もなく涙を流しつつちょっと気分が良くなったときに競プロをしているだけで1日が終わったりしており,全然研究が進まない週がほとんどでした.

ところが夏休みに (結局どこの会議にも出さなかったけど) どこかの会議に出すつもりで無理やりやる気を出してみたことや,軽い気持ちで応募したインターンシップで思ったより頑張れたことにより少しだけ自信がつきました.いつも思うけど私は運だけはとても良い.

それをきっかけに後期は1日中落ち込んで終わるみたいなことは少なくなり,20hが達成できなくてもよいと開き直りつつ週に5〜10h研究できていたので前期よりはだいぶ頑張ったかと思います.

どっかの国際会議にAcceptされる (可能なら2本)

↑の目標を文章にしたものを目にするだけで恥ずかしくなるくらい何もしていません.

卒業研究の内容すら成仏させていません.

1.3. その他

2017年に引き続き JPHACKS Award Day進出

IBMメインフレームコンテストで最優秀賞取ってNYに行く

研究・競プロと天秤にかけてこの2つは諦めてしまいました. (それなのに大して研究を頑張れなかったのが2018年の反省点)

ただし,Webアプリの開発は趣味でちょこちょこやっていて2017年よりスキルが身についているはずなので,特にJPHACKSについては「2019年こそ」というお気持ち.

人前で泣かない ★

今のところ社会に出るにあたって1番の懸念が私が常軌を逸脱した泣き虫であるということなんですが,果たしてどうにかなるのでしょうか.

ちょっとは人の痛みに寄り添える人になる ★★

「理解はできなくてもその人の話を聞く」ということがちょっとはできるようになったと思っています.

2. 2019年の目標

2.1. 競プロ

総AC数 1000

たとえ研究で忙しくても,難しい問題にばかりチャレンジしていても,これは達成しておきたい最低ライン.

AtCoder 2000

あまりにも強気すぎる気がしないでもない目標ですが,願望込みで.

Codeforces 2100

  • 今年1年で AtCoder よりもこどふぉが得意なことがわかった
  • こどふぉは開催時間的に社会人になったら引退するかも

という2つの理由から,ちょっと強気の目標設定.

TopCoder 1350

去年から据え置きの目標.上2つに比べると控えめ,

2.2. 研究

卒業研究の内容を国際会議で成仏させる

国際会議予稿を書いて発表して,という経験は大学院生のうちにしておきたいです.

研究テーマを考える→成仏させる流れをもう1週やる

せっかく修士を取ろうとしているのだから,ぽんこつ大学院生なりに「自然言語処理の中でもここはちょっと詳しいです」と言えるような領域を作って卒業したいです.

ラボ内で主体的に動けるようにする

研究含め,ラボ内では主体的・積極的に動くようにしたいです.2018年を見るに,ラボで私が積極的に動くとラボに対して負の効果がもたらされることが多い気がするので,周りの人のことは常に考えていないといけませんが…….

2.3. その他

AtCoder Perormances の機能を何かしら強化する

身内だけではなくたくさんの人に使ってもらえたり,就職活動をしているときに偶然「AtCoder Performances 使ったことあります」と言ってもらえたりと.本当に作ってよかったなあと思っています.ユーザさんへの感謝の気持ちも込めて少しずつでも開発を続けていきたいです.

AtCoder Perormances と同等以上に使ってもらえるものを開発する

それは個人開発かもしれないし,友達との開発かもしれないし,ハッカソンでの開発かもしれません.

3. さいごに

手帳にはもっともっとたくさん「目標」や「やりたいこと」を書いていますが,主要なものはこんな感じです. また,目標はこれから1ヶ月ぐらいはどんどん書き換えることになるかと思います.

私は20卒で就職するので,2019年が1年丸々学生として過ごせる最後の年になります. 2019年もよろしくお願いいたします.